せっかく介護職として就職した職場。就業3ヶ月目を迎えたあたりから「辞めたい」と言い出し始めるスタッフは多いらしいですね
そもそも3日、3ヶ月、3年と
「3」のつく時期に離職を考える人が多いと言われているんじゃよ
採用面接の時は「長く続けていきたいです」とキャリアの展望を話していたにも関わらず、たった3ヶ月で離職を考えてしまうのにはそれなりの理由があるはず。
今回は「就業3ヶ月で辞めたい」と考え、離職するか?頑張って続けるか?を悩んでいる方、「今あなたが勤務している職場のブラック度」を計測し、辞めるか続けるかの選択の参考にして頂きたいと思います。
そもそも就業3ヶ月で離職してもいいのか?
Q.そもそも働き始めて3ヶ月で辞めるって、社会人としてどうなの?
A.結論から言うと「かまへん」と思います(100%私見)
介護の業界は基本的に慢性的な人材不足のため、辞めても次に採用してくれる施設や事業所は全国にいくらでもあります。余程仕事ができない人以外は絶対に自分に合う環境の職場は見つかります。
ちなみに介護職の離職理由ベスト3は、1位:結婚・出産・育児(32%) 2位:法人の理念や運営への不満(25%) 3位:職場の人間関係(24%) です。
注目すべきは2位と3位の職場環境が原因で離職するのが合わせて50%弱。約半分という所だね!
環境理由が半分を占めるわけだから、働く人にやさしくない職場環境の施設・事業所が約半分もあるという事じゃよ。
介護の職場は、他の業界とは一線を画した魑魅魍魎が跋扈する特殊な世界であります。
小学生のようないじめが普通にあったり、ロッカーに入れていた財布がなくなったり、おばちゃん職員の派閥闘争に巻き込まれたり・・・
直接の仕事(介護の仕事)内容以外の部分で多くのステータスを消費する職場です
「この職場は自分に合わない」と薄々感じているあなた!あなたの勤務する職場が以下に記す職場ブラック度に少しでも合致する項目があるならば、今すぐ退職願を書き、転職活動を始めましょう。
介護職ブラックな職場の具体的特徴5つ
元々勤務している先輩職員よりも、新人の職員の方がベースの基本給が高い
「そんなことがあるのか?」と思うでしょ?給与テーブルが開示されていない民間企業系の介護施設で特にありがちなケース。
金融や不動産、建設やインフラ会社が母体の有料老人ホームが最近は多く見られるようになってきましたが、資本にモノを言わせて老人ホームを建設、高級感やホスピタリティみたいなおよそ福祉とは縁遠いコンセプトで内装や設備や宣伝費に膨大なコストをかける一方で、実際にそこで働くスタッフが揃えられずに運営が滞っているところが結構な数あります。
実はこの介護業界、健全運営をするには人材確保が最も重要な要素であるという事を理解できていない他業界参入組がほとんど。求人を出しても1ヶ月に1件も応募がないなんて事が普通にあります。
そんな会社は人を揃えるために、今まで雇ってきた職員よりも給与ベースを上げて求人をかけるという暴挙に出ます。
先に入社した先輩より新人の方が基本給ベースが高いなんてありえないよね
それが実際にあるのじゃよ。
給料の安い先輩が自分より給料の高い新人を指導するなんて、仕事に対するモチベーションもクソもないじゃろ
結果、先輩方は次々に離職し、現場は新人だらけで業務がまわらなくなるわけで。
皆、他の職員がいくらもらっているか?を勘繰る人が多いので、そういうネガティブ情報が一度出るとほとんどの職員に知れ渡るまで多くの時間を要しません。
世の中の需要があるからといって安易に参入している他業界母体の民間施設に勤めている方は、一度自身の勤務する会社の求人情報を検索する事をおすすめします。
パートのおばちゃんヘルパーにありがちな「やめるやめる詐欺」

介護の施設や事業所はおばちゃんの派閥抗争が渦巻いています。女性中心の職場は介護の職場に限らずそうなんですが、介護業界は群を抜いて人間関係が複雑に入り組んでいます。新人で入職したての頃は、まずは「ボス」を見極める事がストレスなく職務に精励するためには最も重要です。
そんな中で最も手が付けられないのが「辞める辞めるおばちゃん」
ちょっと自分に気に食わない事があったら「もうやってられない辞める!」と周囲に喚き散らします。
- シフトで希望休が取れなかったら「辞める!」
- 2人体制の入浴で、自分の気に入った(自分が楽をできる)パートナーと組めなかったら「もう辞める!」
- 他の職員を褒めたら、陰で「もう辞める!」
このタイプにヘソを曲げられたらとっても面倒くさいので、管理者もほとほと扱いに困っています。チームでやるべき介護の職場でこのタイプが混じっていると、他のスタッフにすべてのしわ寄せがくる上、この人の機嫌を損ねないように気も遣わないといけません。
現場の管理職やスタッフに、経営者の身内(息子、娘、妹など)がいる職場
経営者は有能でも、その家族が有能である保証はどこにもありません。もともと有能なら、親の会社、しかも介護の現場では仕事はしないでしょう。この身内スタッフは、普通に就職したり起業したりができない(社会で通用しない)から親の会社で働くしかないわけです。
これにおばちゃんの派閥抗争が加わったら大変です。休憩中のスタッフルームや夜勤の詰所などで他のスタッフにポロっとこの経営者身内職員の不満や悪口でも漏らそうものなら、まわり回ってあなたの事を良く思っていないスタッフやあなたに嫉妬しているスタッフの耳の入るや否や、意気揚々とこの身内職員にチクりを入れる事でしょう。その後はあなたの想像通りの展開です。
最早、スキルアップとか、チームケアとか、知識の積上げとか、現場の場数経験とかいう前に、普通に仕事そのものができない環境です。
基本給20万円 各種社会保険完備 賞与あり(年2回2ヶ月分 ※業績に連動)
※業績に連動 ※業績に連動 ※業績に連動
介護の現場スタッフに対して「業績に連動」て(汗)
介護の現場で入浴や排せつ介助や食事介助をしているスタッフに対して業績の責任を負わせるのはどういった了見なのか、さっぱり意味がわかりません。
この文言が求人票に書いてある施設・事業所のほとんどは、いろいろ理由をつけては賞与をまともにくれないと思った方が良いです(むしろ業績が上がっても同様)
業績が悪いのは経営陣の責任です。それならば求人票にある賞与の記述は削除すべきです。全くもって信頼のおけない職場であると言えます。
常に管理者の求人募集をしている
管理者ってなかなか大変なポジションだと思うんです。介護保険の知識が必要ですし、行政との折衝もあるし、売上に責任を取らないといけないし、営業もしないといけないし、帳票整備も大変だし、その割には大して報酬が高いわけでもないし・・・
しかしですね、事業所の管理者(施設長)って、そうそう簡単に辞めるようなポジションでもないし、簡単に辞めるような人はそもそも管理者にはなれません。施設の顔ですし、他の事業所やケアマネージャーとのパイプも管理者の技量に付いてくるものですし。
ただ、様々な理由でやむを得ず退職しないといけないケースもあるよね。その時は、同じ事業所のスタッフや相談員が管理者のポジションに上がるのが、とても自然であると思うんだけど・・・
にも関わらず、新たに管理者を求人募集している施設(事業所)って、どういう事なんじゃろうな?
- 管理者が度々辞めたくなるような環境の会社なのか
- 管理者にふさわしい人材がいない、層が薄い組織なのか
- 管理者不在が長いのか(施設のオーナーや経営者が、取り急ぎ兼務して人員基準をやり過ごしているケース)
こういう事業所は管理が杜撰なので、帳票が揃ってない(事業所の運営基準に違反している)ケースが多いです。こんな事業所の管理者になったら最後、過去に遡って記録や計画書がなかったり、規定のマニュアルが揃ってなかったり、シフトで人員基準を満たしていないのに介護報酬満額請求(不正請求)していたりと、
論外な程にブラック度が高すぎてたりします(冷汗
まとめ
以上、介護のブラック職場について、具体的特徴5つを紹介しました。
介護業界は典型的な労働集約型産業です。労働集約型とは生産に占める人間の労働力の割合が大きい事ですが、その特徴は「生産性が低く、労働賃金も低い」わけですから、企業側はこの労働集約型からの脱却をして1人当たりの生産性を上げ、利益を上げていこうとするわけです。
しかーし!介護事業が介護保険制度のスキームで運用されている以上は、この労働集約型産業という構造からは決して逃れられません。(なぜなら売上の上限が設定されてしまっているから)
つまりは「人の能力」が非常に大きく影響する産業であり、人材力の向上が組織安定運営のカギとなるわけです。
福祉の業界・医療の業界は横の繋がりがとにかく強く、専門職同士が組織の垣根を越えて情報交換をしているのが日常。良質な人材は良質な組織に集まるのです。
ブラックな職場で粘るのは時間の無駄です。上記の特徴のようなブラックな職場で、我慢してストレスを溜めながら仕事を続ける必要はないのです。
介護職は売り手市場なのです!良質な環境の職場、自身に合う職場を探しましょう。


