介護職で未経験の中年男性が採用されない理由6つ

介護職で未経験の中年男性が採用されない理由6つ 介護職

未経験で介護の仕事を目指している多くの中年男性は、
就職活動にとても苦戦すると言われますよね?
それはなぜですか?

そもそも「男性」であることが
採用のされない理由だと結論づけるのは
乱暴だと思うぞよ
現に男性の介護職員は相当数存在するからの。

ねこんまる
ねこんまる


介護業界は慢性的な人手不足で「働き先がないなら介護をすればいい」「外国人を養成して人手の穴埋めをしよう」などと話題になっています。そんな話題につられて介護業界を目指す中年男性が増えてきています。


今回の記事では、
施設管理者経験10年の間に多くの採用活動の現場で私が感じた、「未経験で介護職を目指す中年男性が、介護施設や介護事業所から採用されない理由6つ」を紹介します。

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未経験で介護職を目指す中年男性が、介護施設や介護事業所から採用されない理由6つ

未経験の中年男性が採用されない理由:①給与、待遇面

もし未経験で介護職を目指すなら、18歳の新人と35歳の新人は同じ給与待遇である事をまずは覚悟しないといけません。なぜならこの業界は経験や資格の評価で賃金がきまるからです。
そういった理由から、やはり中年以上の男性の方で特に家庭を持たれている方に関しては採用をためらいます。面接時にいくら「規定に従います」と言われても、採用する側の心象としてはそういうものなのです。

未経験の中年男性が採用されない理由:②業務適性

介護される側の高齢者は女性も男性も、基本的に女性に介護されるほうを望みます。入浴や排泄介助で男性職員NGは普通に多く、それだけで女性介護職員よりも業務範囲が狭いという事になります。
ヘルパーの家事援助ひとつを取っても「調理ができない」「掃除が行き届かない」などできる事が少ないこと等が、採用に至らない理由です。

未経験の中年男性が採用されない理由:③資質

ぶっちゃけ「見た目」です。サービス業なので「見た目」大事なんです。
高齢者に安心を与えなければいけない仕事なので、仏頂面で仁王立ちされてたら怖いんです。柔らかい口調でやさしく接し、笑顔で気配りのある対応など、見た目の雰囲気はとても大切です。

未経験の中年男性が採用されない理由:④求人施設・事業所等、採用側のニーズ

採用したい職員のスペックは順にざっくりと、
若い女性>中年女性>>若い男性>>>>>中年男性  です。
求人を出しているほとんどの施設、事業所はそうであるとの認識を持って就職活動にのぞんで下さい。そうすれば不採用に落ち込む暇はありません。多くの求人に数をあたっていきましょう。

未経験の中年男性が採用されない理由:⑤転職動機

「介護職は人手不足だし誰でもできる仕事。だから簡単に採用される」と思っているのだったら今からその認識を変えないといけません。
「他の仕事は就職も厳しいし、とりあえず人手不足の介護職なら正社員にもなれる」といった若干見下した態度が、面接中や実習中に見破られています。
介護職をしたい!という動機、熱意、覚悟がないと中年男性はまず採用されません。

未経験の中年男性が採用されない理由:⑥女性社会

前提として福祉の業界は女性社会であり、男性というだけで見下されます。そんな環境下、女性の上司や先輩の指導に忠実に従わないといけません。しかも年下女性が上司となる事も少なくありません。
例えば、今まで勤めていた男性社会の職場に新人女性が入ってきた時「自分より下だ」と明確に認識はしていなくても、「自分の方が上」という空気をまとってその女性と接していたと思います。
今後はその逆が起こります。

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まとめ

以上が未経験の中年男性が採用されない理由6つの例でした。
冒頭にも記した通り、こんな中年男性には不利な環境であっても、採用されて現場で働く中年男性は数多く存在します。
中年男性を介護職として採用内定に導くキーワードは謙虚さです。謙虚さを持ち合わせた時、上記6つの理不尽さが自然に受け入れられるようになります。そこからがようやくスタートです。なにせ採用後、現場に立った時にはもっと厳しい戦いが待っているのですから。

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