面接で評価を落とす言ってはいけない退職理由5選

ダメな退職理由 転職・就職

採用面接で必ずと言っていい程質問されるのが前職の退職理由。面接官はなぜ退職理由を質問するのか考えたことありますか?

先に結論を言いますと「ブラック求職者をあぶりだすため」です。

世の中に「ブラック企業」なる言葉が生まれてしばらく経ちますが、たちの悪さではブラック企業をゆうに上回る「ブラック求職者」がそれはそれは大量に存在します。ブラック求職者の特徴「半年程度で退職」「簡単な仕事も失敗する」「仕事の憶えが悪い」「自己評価が異様に高い、自分を大きく見せようとする」などの他、自分の役立たず加減は差し置いて「辞めた後にネットやSNSにあることないこと書き込む」「会社の悪評を周囲に言いふらす」等、付き合ってもロクな事ありません。

面接官は応募してくる求職者の中に大量に混ざっている、「ブラック求職者」の地雷を何とか避けて採用をするために、とても慎重になっているということを忘れてはいけません。

そんなブラック求職者が口にする「面接で言ってはいけない退職理由」5つを紹介していきましょう。

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面接における退職理由の回答NG集5選

前(現)職は残業が多すぎてきつくて辞めました

そんなことは重々分かっています。

「退職理由はなんですか?」の質問に対して、わざわざこの回答を選んで言う空気の読めなさが問題なんです。化粧品のセールスが不細工な人に対して「あなた不細工ですけどこの化粧品使ったらキレイになれますよ!」って言いますかね?って話です。採用面接に来ているんであって、労基署に労働問題を相談に来ているわけではないのです。

「ああ、残業多かったんですね。それは大変でしたねぇ同情します。よし採用!」ってなりますか?

私が面接官していた時代に、結構コレ言う人多かったことに驚いていました。それまで順調に面接が進んできていてこの退職理由を回答された瞬間「ちーーん」ですよ。残業が多かったのではなく、仕事を時間内に終わらせる工夫をすることができなかったんだなと評価されるだけです。

報酬(給料)が安くて辞めました

転職を勧める求人サイトや転職エージェントの広告には、あたかも転職すると簡単に「報酬アップ」をすることができるかのように錯覚させる言葉が躍っています。ちなみにとあるデータでは「転職で報酬アップができた人の割合は30%台に留まっている」という現実的な話も。

ぶっちゃけその30%の報酬アップ者は、採用企業の成長過程の中で、自前で育成が追い付かない喫緊に求める経験値やスキルの揃っているロイヤルグレードの人材であって、金に目が眩んで就業先をコロコロ変えるような人間ではありません。

もう理解できたかと思いますが「報酬(給料)が安くて辞めました」は「私は金に目が眩んで仕事をコロコロ変えます」と言っているのと同義です。他にちょっとでも金を積む会社があったらまた転職するんですよね?って話です。そんな人採用したら採用担当は再び採用活動のやり直しです。採用する面接官側から見たら、まず採用を避けたい求職者ですね。

上司(部下、同僚)に恵まれなくて(人間関係で)辞めました

本当の話だと思います。世の中(職場)には考えられないようなクソな輩が存在するのは事実です。私がかつて勤務していた会社も、社長自らが気に食わない社員をターゲットにして、その社員の陰口を社内メールで一斉配信するという某WEB会社があります(今も存在しています)

様々に理不尽な職場環境が存在する事実は100も承知の上ですが、この退職理由を採用面接の場で回答するのは論外です。

この回答を聞いた面接官は、「ちょっとでも職場で嫌なことがあったら辞めるんだな」「周囲との協調ができない人なのではないか?」「上司や同僚に仕事で評価をされなかったのかな」と、勘繰ります。確かに本当の話だと思うし同情もします。何回も言いますが、面接はあなたの労働問題を相談する機会ではありません。内定を取るための場(機会)であることを忘れないように。

ちょっと体調を崩して退職しました。でも回復したので大丈夫です!

本当に回復しました?(疑)

デリケートな部分の話を突っ込んで聞かないといけない退職理由なので、とても面倒臭くてそっとしておきたくなります。この人を採用しないと「明日から工場のラインを止めないといけない!」「受注した現場に配置する人がいない!」「来月以降は現場のシフトが回らない」などの切迫した状況ならば、本位を曲げてでも泣く泣く内定を出すしかないですが、採用に切迫していない限りはまず不採用です。

具体的な体調不良の内容が「心の風邪」ならば尚更です。ぜひここは空気を読んで、せめて「家族の体調不良」ということにしましょう。できたら、いろいろと面倒なので可能な限りくれぐれもこの退職理由を回答するのは避けましょう。

会社の業績不振で将来に不安を感じたから辞めました

むしろあなたを採用した場合の会社の将来が不安になります。

あたかも理に適った退職理由に見えますが、とってもネガティヴな気持ちがにじみ出ていてどんよりします。この回答をする人は、基本的に他責的なものの考え方をする人という印象を持ちます。

会社が大変な時に真っ先に逃げ出す輩は信用なりません。それは人間関係でもそうです。利害で立場をころころ変える人は仕事のパートナーや仲間として信頼できませんのでサクッとNGです。

この言葉を言ったら「信頼を失う」「印象を悪くする」という事が理解できる人間ならばこの回答は絶対に避けます。

コンパや飲み会の席で「彼の仕事って給料安くってさー 地方の中小企業だし年収300万よ。将来が不安になったからスパッと別れたわ」って言っている女性の印象が、良いですか?悪いですか?

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まとめ

以上で紹介した5つのNG退職理由は参考になりましたでしょうか?

押さえておきたいのは、面接の場は日常会話を交わしているわけではなく、採用を目的としたあなたの評価を問われる場面であるということ。面接官は長く勤務し成果を出して会社に利益をもたらす可能性のある人材を求めています。それは決して残業の多さや人間関係の愚痴を言う人でも、金でコロコロ職場を変える人でもありません。

面接の場面で評価を下げないための退職理由回答例を紹介しています。宜しければ参考までに!

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